オープン・セサミ

オープン・セサミ

Attributes

ReleaseDate : 2004/12/01
Publisher : Blue Note Records
Genre : jazz-music
Label : Blue Note Records
Studio : Blue Note Records
ProductGroup : Digital Music Album
PublicationDate : 2002-01-01
Manufacturer : Blue Note Records

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威風堂々

若き活力に満ち溢れた、フレディ・ハバードのデビュー作。
ジャケットのハバードの堂々とした立ち振る舞い、そして少し幼さも残る笑顔に
「これは!」と何か閃きの様なものを感じて聴きましたが、素晴らしい作品でした。
全6曲(別テイクを入れると8曲)非常にバリエーションに富んだ内容で
通して楽しめます。
終始一本調子のハードバップのアルバムをよく見かけますが、これを見習ってほしい所。
中でもティナ・ブルックスによる1曲目と3曲目は秀逸。
印象的なイントロ、途中で転調を挟む展開と非常に鮮やかな出来映えです。
また彼の吹くテナーサックスの音色も落ち着いた、ムードあるもの。
この作品は彼の貢献が非常に大きいと言えるでしょう。
若さに乗った力強い作品。かなりいかついリズムで進む曲もあるのですが、
全く聴いていて疲れません。激しい曲の中にも豊かな情感、安らぐ空気が
流れています。そこらへんが天才たる所以ではないかと思います。

スカッとハードバップ

ご存知F・ハバードのBN初リーダー作。ジャケットはハバードの自信に満ち溢れた笑顔が印象的で内容も充実。デビュー作ということで何も失うものはないといった演奏が魅力的な1枚。サイドメンもTSのT.ブルックスも好演。幻の...といった形容詞がよく使われるこの奏者、非常に歌心のあるソロを聴かせてくれます。この6日後の録音のBN4041のTRUE BLUE/T.BROOKSと合わせてどうぞ。

まさに天才現る!!

最も現代的でいて、最もスタンダード、そして確かな技術と歌心を持ったFreddie Hubbardのデビュー作である。タイトルになっている一曲目のOpen Sesameは彼が天才と呼ばれた理由のよくわかる。曲の頭から終わりまで全てかっこいいのだ。しかも無理がない。まさにJazzのかっこよさを凝縮したような曲である。その上このCDのすごいところは、六曲すべてがかっこいいのだ。幼稚な表現のようだが、聴けばわかるかっこよさがこのCDにはあるのだ。選曲も非常に気に入っている。

才能のかたまり

リー・モーガンやドナルド・バードといった新世代のトランペッターがクリフォード・ブラウンの後を追って華々しくハード・バップシーンのトランペッターとして登場したが、そんな彼らをと一味違った新しさを携えて登場したのがフレディ・ハバードだ。トランペターがややもすると陥りがちな、クリシェから脱却したフレイズは新鮮そのものであった。それはフリーと新主流派的なモードを貴重とした目くるめくテクニックや因習的なフィンガーワークと無縁な新たなトランペットスタイルによって可能になったのであろう。ハバードのワイドレンジな活動は器用貧乏という批判もあるが、これだけ有能なトランペッターは60〜70年代いや80年代を通じてもいなかったのではないだろうか。このアルバムはそんなハバードのデビューアルバムだが、すでに円熟し完成されたテクニックには舌を巻くばかりだ。

出来過ぎたデビュー作

完成度が異常に高いですよね。奇跡と言って良いくらいだね。六十年録音の作品としては全体としてのクオリティではJMの「チュニジアの夜」を凌ぐとさえ言って言い過ぎでないと思います。(エリック・ドルフィの「アウトワード・バウンド」と良い勝負、ここでもフレディは更に物凄いプレイしているからね、全く毛色の違う二作品で吹いてて、どっちも凄いフレディって…(笑))ワタシは、この盤の価値を高めたのは所謂ブルーノートの常連じゃなくフレッシュな実力派若手でメンバーだと思います。マッコイにしてもサム・ジョーンズにしてもね、他の会社じゃ実績有る人です。そういう意味ではマンネリ化しているブルーノートのハードバップの大看板に風穴を開けたと言える画期的なセッションなんだね。ただ余りに出来過ぎだった。何て言うか、デビュー戦で巨人相手にノーヒットノーランやっちゃった中日の近藤つうか、フェブラリーステークスでブッち切り勝ちのメイショウボーラーと言いましょうかね(笑)結局、フレディは死ぬまで自分の才能と戦い続けた、どんだけ酷評されても逃げなかった。ワタシはフレディの、そういうジャズへの一途さが好きなんです。マイルス、ハービー、ショーター、マッコイみたいに上手く立ち回れなかった、王道という茨の道を歩き続けた不器用な人なんですよね。その一歩がこの作品である事を思えば、真っすぐ前を向くフレディの音に胸が熱くなるんです。(とほほの助)

最高のOpener

 ジャズと名のつくものなら相当聴いていると自負するが、およそデビュー作でこれほど驚ける作品は後にも先にも出逢えない。ハバードの
魅力を語るのは難しいよね、このメロディーセンス。超絶技巧の点で比べれば、劇的な展開を口笛のように表現できるのがモーガンだと
すると、ハバードは逆。変な表現だが、口笛を劇的なレベルに持っていけるところが彼の表現ではないか。
そうすると、聴き手の姿勢もおのずと違ってくるわけだが、なるほど職人芸・名人芸ってのはあくまで比較がなきゃ魅力は半減する
わけで、モーガンの真髄を理解するには硬派な耳がほしい。ある種ここでマニアック性が生ずる。。50年代にやたら執着する奴は多い。
だが、ハバードは解釈することを変えた。漠然とした定義だが新主流派への道(未知)。よって彼はより普遍的なレベルで演奏する。
ただそれは当然平凡ではなく、普遍的な底辺を一段押し上げた先の普遍性。つまり極論とするなら革命。
マイルスと比べるとどうだろう?彼には誰も追いつけない。つねに開拓精神。イノベーションだ。ただそれには、良くも悪くも
冷静に現実を見つめる実利精神は働く。ストイックさでは似たようなもんだが、最終的な立ち位置としての指標は全然違う。
マイルスみたいに....うんうん。ハバードみたいに....??。精神的な意味からして革命は孤高だし一匹狼色が強くなる。
そんな彼がつくる妥協なき世界は、普遍性を進化させる。いや普遍性が後から追いついてくる。だので、この枠で最高のものではなく
その枠を進歩させる。
この最初の一枚それが最高に出てる。空気感が、質感が違う。むしろ最初だからこそ、肉を切らせて骨を断つ精神が止まる所知らない。
曲構成のバランスも良く隙がない。ハバードのソロにはひたすらうっとり。またテナー奏者のティナ・ブルックスの働きも素晴らしい。
ちなみに、6月19日に吹き込まれた本作から6日後にブルックスのリーダー作『トゥルー・ブルー』の録音が行われ、ハバードも良い仕事で
お返ししています。本作が気に入った方は、是非そちらもどうぞ。
Ready For Freddie (Rudy Van Gelder Remaster Edition)
Blue's Moods
Soul Station
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