モーツァルト 歌劇《フィガロの結婚》 フィレンツェ歌劇場 2003年 [DVD]

モーツァルト 歌劇《フィガロの結婚》 フィレンツェ歌劇場 2003年 [DVD]

Attributes

ReleaseDate : 2006/08/23
NumberOfItems : 2
Format : Color
Format : Dolby
Format : DTS Stereo
Format : Widescreen
SeikodoProductCode : TDBA-120
Type : Subtitled
Type : Subtitled
Manufacturer : TDKコア
EANListElement : 4988026817900
RegionCode : 2
EANList : 4988026817900
AspectRatio : 1.78:1
Artist : フィレンツェ5月祭合唱団
Artist : ガッロ(ルーチョ)
Artist : グヴァザーヴァ(エテーリ)
Artist : チョーフィ(パトリツィア)
Label : TDKコア
Studio : TDKコア
ProductGroup : DVD
FormattedPrice : ¥ 6,264
Publisher : TDKコア
Language : 日本語Subtitled
Language : イタリア語Subtitled
Actor : メータ(ズービン)
NumberOfDiscs : 2
PackageDimensions : 7156731512
Languages : 日本語Subtitledイタリア語Subtitled
Name : 日本語
Name : イタリア語

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マティスのスザンナが可憐

1967年、ハンブルグ歌劇場公演の収録。イッセルシュテット指揮。ドイツ語公演。音質も画像(カラー)も最良とはいえないが、瑞々しさの溢れる舞台だ。29才のエディット・マティスがスザンナ、31才のアーリーン・ソーンダーズが伯爵夫人と、ソプラノ陣が初々しく美しい。ケルビーノも丸ぽちゃの童顔美女で若い。第二幕の着せ替えシーンなど、三人とも"娘モード全開"で盛り上がっている。そして、剣を突きつける伯爵を前に、衣裳部屋から出てくるスザンナのシーンは格別だ。腕をゆっくり組み、片足を大きく前に出して交差させるなど、大胆にして愛嬌たっぷり。
第四幕、伯爵夫人の正装をしたスザンナをフィガロが"誘惑"して引っぱたかれる、あのデュエットの何という美しさ! 『フィガロ』の音楽で「どれが一番」などとは言うも野暮だが、それでも、この痴話喧嘩のデュエットには"神の業"とも呼びたくなるような美しさがある。マティスはこの前年に、ベーム指揮ザルツブルグ音楽祭でケルビーノを歌った。ともにDVDで見られるのが嬉しい。

好きな人のそばにいたい!

イギリスの哲学者D.パーフィットによれば、「好きな人のそばにいたいという欲望は、<フィガロ>ならばたとえどんな田舎の演奏でも聴きたくなるようなものだ」という。もちろん、このべーム版「フィガロ」('66、ザルツブルグ音楽祭ライブ)は田舎芝居ではない。モノクロ映像、モノラル録音にも拘らず、確固たる様式美を感じさせる歴史的名演だ。最近のオペラは、精神分析理論を振り回したり、不条理劇風に改作したり、演出家の横暴が目に余るが、レンネルトとべームのコンビは、何よりも音楽を基軸に据える。アリアや重唱をたっぷりと歌わせ、万雷の拍手に応えて二度三度と歌手は舞台に戻ってくる。それでいて音楽と演劇的要素とが絶妙の調和を失わない。第二幕、怒った伯爵の前に衣裳部屋から現れるスザンナの、美しくさっそうした歌い方。第四幕、騙し合いの末のフィガロとスザンナの和解が、こんなにしみじみと歌われるとは。E.マティスのケルビーノは、少年のような少女のような、いわく言いがたいユーモラスな感じがある。まさにこれは、好きな人のそばにいるような「フィガロ」である。

まだまだ、隠れた名盤の出現って、あるもんなんですねえ

このディスクの映像は1966年のザルツブルク音楽祭での実況録画で、今回が初映像化だそうです。残念ながら、音声はモノラル、画像は白黒ですが、音声も画像も充分に鮮明なため、それほど観て(聴いて)いて苦にはなりません。ベーム指揮ウィーンフィルの『フィガロ』といえば、75年のポネル演出による映画版が有名ですが、このディスクで楽しめる『フィガロ』も、それに勝るとも劣らない名演です。まず一番の楽しみは、有数のモーツァルト唄いと評価されながら、必ずしも録音や録画には恵まれていたとはいえなかったレリ・グリスト演じるスザンナの美しい声と可憐な姿を堪能できることと、若き日のエディト・マティスの演じるケルビーノが素晴らしい歌唱を聞かせてくれる点でしょう。むろん、その他の往年の名歌手たちも、粒揃いの美声を競ってくれています。そして何といっても、大胆かつ繊細なベームの指揮と、それに充分に応えるウィーンフィルの活き活きした音色!少なくともモーツァルトファン、フィガロファン、ウィーンフィルファン、ベームファン等々の人々にとっては、必携の盤がまた一つ増えたと言って良いでしょう。

やや演技が過剰か

2003年10月のフィレンツェ歌劇場でのライブ収録。指揮ズビン・メータ、演出ジョナサン・ミラー。最新の録画なので映像は限りなく鮮明だ。茶色系統を主とした落ち着いた部屋に、柱や窓をうまく配して、光線を巧みに変容させる舞台は見事。スザンナ役のパトリツィア・チョーフィは知的な"奥様顔"なので、伯爵夫人とのバランスという点で、かすかな違和感が。伯爵夫人のエテーリ・グヴァザーヴァは、シベリア生まれのグルジア系の人だが、情感と気品を兼ね備えた名演。
全体は、ここ十数年のオペラの「演劇化」に沿う演出だが、歌手がやや動き過ぎかもしれない。伯爵やケルビーノが女性の体に触りまくるのも鬱陶しい。第4幕の、マルチェリーナとバジリオのアリアはカットされたが、脇役にもしっかり表現の場を与えたモーツァルトの意図は尊重されるべきだと思う。訳詞が通常と少し違う、新しいものになっている箇所がいくつかある。

ミラーの演出

 「フィガロの結婚」は人気作品なので、名盤といわれているものも多いですが、世紀が替わってからの上演の記録が少なくて、ミラーの演出ということもあって購入しました。
 ミラー演出のフィガロは、91年のウィーンでの上演のものもあり名盤といわれていますが、入手が困難で(再盤を望む)比較ができないのですが、この盤は、セットや衣装も簡素ながら奇を衒ったものではなく、こまかな部分まできちんと演技が行われていて、イタリア人中心のキャストということもあって、レチタチーヴォも軽快で、芝居としてよくできたフィガロという印象を受けます。クヴァザーヴァの伯爵夫人も愁いを帯びた外見がロジーナのイメージにピッタリで、伯爵やケルビーノも外見、演技ともに映像としてよくできた上演だと思います。
 反面、音楽の面では、フィガロの「愛の蝶」のところでメータの指揮がついていけなかったり、4幕のスザンナのアリアで、チョーフィが演技過剰で、もう少ししっとり歌って欲しかったなというところがあって、星一つ減となりました。
 フィガロのDVDはいくつか持っていますが、芝居としてきちんとつくってあるものとして、1枚ぜひ持っていたい盤だと思います。

歴史的な名演

1966年ザルツブルク音楽祭8月11日に祝祭小劇場で上演されたコンサートのライヴ映像です。ORF(オーストリア国営放送)が収録した映像です。今でもそうですが、ORFのザルツブルク音楽祭の中継では、必ず、ホーエンザルツブルク城が映し出されます。音楽祭のあのテーマ音楽が、ブラスによって奏でられますが、当時はかなり長く演奏されていたのですね。最近のはかなり短縮されているのがわかります。当時の高級車を利用したたくさんのお客さんが会場内に入る様子も収録されており、時代の流れを感じさせます。白黒でモノラル音声ですが、質は完璧です。フィガロ役のワルター・ベリーがとても若々しいですね。彼は1963年のベルリンドイツオペラの来日公演でもべームの指揮でフィガロを歌っており、そのときのライヴもかつてCDで発売されました。どちらかというとザルツブルク版が良いですね。ケルビーノ役のエディタ・グルベローヴァも声も良いが演技がとてもうまいですね。見てるものにもわかりやすいです。これも演出家のギュンター・レンネルの才能の良さが表れているようです。そしてウィーン・フィルの演奏も今さら言うまでもなく、美しいですね。終演後のカーテンコールも見ることができますが、何度も出演者やべームがステージに登場し、聴衆の歓声と拍手が全くノーカットで編集されているのも良いですね。べームとレンネルはザルツブルク音楽祭のオペラ上演では常に共に仕事をこなした仲です。これまでにCDでは「コシ」「ドン・ジョヴァンニ」といったライヴ版が発売されておりますが、ORFに映像が残っていれば、ぜひDVDで発売してほしいですね。

好きな人のそばにいたい!

イギリスの哲学者D.パーフィットによれば、「好きな人のそばにいたいという欲望は、<フィガロ>ならばたとえどんな田舎の演奏でも聴きたくなるようなものだ」という。もちろん、このべーム版「フィガロ」('66、ザルツブルグ音楽祭ライブ)は田舎芝居ではない。モノクロ映像、モノラル録音にも拘らず、確固たる様式美を感じさせる歴史的名演だ。最近のオペラは、精神分析理論を振り回したり、不条理劇風に改作したり、演出家の横暴が目に余るが、レンネルトとべームのコンビは、何よりも音楽を基軸に据える。アリアや重唱をたっぷりと歌わせ、万雷の拍手に応えて二度三度と歌手は舞台に戻ってくる。それでいて音楽と演劇的要素とが絶妙の調和を失わない。第二幕、怒った伯爵の前に衣裳部屋から現れるスザンナの、美しくさっそうした歌い方。第四幕、騙し合いの末のフィガロとスザンナの和解が、こんなにしみじみと歌われるとは。E.マティスのケルビーノは、少年のような少女のような、いわく言いがたいユーモラスな感じがある。まさにこれは、好きな人のそばにいるような「フィガロ」である。

実演の参考になる模範的好演。

実演の参考になります。
ケレン味がなく、映像も丁寧に撮られています。
惜しむらくは音声がところどころで歪んでいること。
1967年の製作ですから仕方がありませんが・・・。
しかし模範的な舞台であり、実際に舞台で実演を試みる方には、
衣装なども含めて、とても良い参考になると思います。
CHAPTER割も全体で30個と比較的細かく、頭出しが楽です。

役柄に合った配役、安心して楽しめる

ジャケットはモノクロですが、中身はカラー。
(多分)生ステージ録画でないせいか、安定して効果的な画面と歌で楽しめる。
オペラにありがちな、イメージで配役を見る必要も無く(?)どのソリストたちも役柄にぴったり!
目のクルクルした、いたずらっぽいフィガロ役のハインツ・ブランケンブルグ、おきゃんで明るく愛くるしいスザンナ役のエディット・マティス、好色さを身のものとしている伯爵役のトム・クラウゼ、若く美しいのに愛されない憂いをまとったロジーナ役のアーリーン・ソーンダーズ、「紅顔の美少年」という言葉がぴったりの可愛らしい、ちょっととぼけたケルビーノ役のエリザベート・シュタイナー。その他のバルチェリーナ、バルトロもGOOD!
フィガロは何度観ても楽しいと、再確認させてもらいました。再発売されたら購入お勧めの1枚ですよ!

コストパフォーマンスのよいディスクですね

まずネガを書いておきましょう。イタリア語歌唱に慣れた耳には馴染みのないドイツ語演奏、撮影後時代を経たことによる変色とエッジの甘さ、モノラル録音。そのため星四つです。これらが我慢できるなら、家庭でのテレビ鑑賞にはとても良いディスクだと思います。
音声は当時の再生環境に合わせて別録りされたと思われる聴きやすいものですし(高級オーディオ装置だと違和感があるかも)、全体として落ち着いたカメラワークの中でかなり寄った画を用いているため歌手の演技と表情がよく見えます。演奏も大向こうを狙う派手さこそありませんが、しっかりしたものです。他のコメントでも触れられていますが、特にエディット・マティス嬢を初めとする女声陣の歌とお芝居が魅力的ですね。
(内緒話:ただし、性格描写か撮影か、私にはスザンナが栗原小巻さんに、ケルビーノが由美かおるさんに見えてしょうがない…)
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