グリード [DVD]

グリード [DVD]

Attributes

ReleaseDate : 2004/09/24
NumberOfItems : 1
Format : Black & White
Format : Dolby
SeikodoProductCode : IVCF-5040
Type : Unknown
Type : Subtitled
Manufacturer : アイ・ヴィ・シー
EANListElement : 4933672229737
RegionCode : 2
EANList : 4933672229737
Brand : アイ ヴィー シー
AspectRatio : 1.33:1
Director : エリッヒ・フォン・シュトロハイム
Label : アイ・ヴィ・シー
Studio : アイ・ヴィ・シー
ProductGroup : DVD
FormattedPrice : ¥ 3,780
Publisher : アイ・ヴィ・シー
Language : 日本語Unknown
Language : 日本語Subtitled
Actor : ギブソン・ゴーランド
Actor : ジーン・ハーショルト
Actor : ザス・ピッツ
NumberOfDiscs : 1
PictureFormat : Academy Ratio
PackageDimensions : 5871018542
Languages : 日本語Unknown日本語Subtitled
Name : 日本語
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狂気の監督シュトロハイム、あまりに恐ろしすぎる「強欲」

シュトロハイムと言えばサイレント時代から活躍している人物。
名作「大いなる幻影」や「サンセット大通り」に出演している俳優として有名です。
後半は俳優しかしていないわけで、よほど興味がある人以外は彼が監督をした作品を観ようと思わないのかもしれません。
個人的には、シュトロハイムはサイレント時代屈指の監督だと思っています。
当然だ!と叱られるかもしれませんが、他の大監督の作品群が結構DVD化されているのに、シュトロハイムの監督作品は代表作「愚なる妻」と「グリード」のみしかDVD化されていません。
シュトロハイムの監督作品はどうやら8本ほどあり、ほとんどが日本でも公開されていたようです。
是非どこかでDVD化してもらいたい(紀伊國屋さーん、お願いできませんか?)。
さて、この「グリード」、とんでもない作品です。
だいたい、完成時は9時間あったらしく、映画会社に強制されて100分まで短縮。
オリジナルは当然見ることができません。
事実上、この作品でシュトロハイムは干されたとのこと。
この作品に「狂気の」とか「呪われた」とかいう言葉がつくのはそのせい。
人間の臓腑をえぐるようなテーマ性と描写。
最後の砂漠でのシーンは、人間の荒涼とした欲望を、ドライにかつリアルに、そしてシビアに表現しているように思います。
これほど救いのない映画、凄まじいまでのリアリズムに貫かれたサイレント映画は、他に知りません。
一番好きなサイレントは?と聞かれたら迷いますが、一番凄まじい映画は?と聞かれたら、間違いなくコレを挙げます。
さて、これほどの映画なのですが、やってくれています、IVC。
酷すぎるプリント。
まさに救いがない。
本当は、サイレントのファン以外にも見てもらいたいと推薦したいところなのですが、何しろストレスが大きすぎます。
作品自体は最高ですから、観るときには状態を覚悟して観てください。
見る価値はあると思います。

呪われた監督、呪われた作品、素晴らしいシネマ

ドイツに生まれ、アメリカに渡って意欲作を発表したエーリッヒ・フォン・シュトロハイム監督作品です。作家肌の彼は、そのこだわりからか膨大な制作費をかけてしまう癖があって、多くの映画製作者に疎まれました。しかし、彼の豊かな才能を見抜いた人もいたようです。この『グリード』はシュトロハイム監督が思う存分作家性を発揮できた数少ない作品といわれているだけあって、1924年に制作されたとは思えない創意工夫とそれがフルに反映されたリアリズム描写が際立った出来に仕上がっています。
サンフランシスコとアメリカ南西部に広がる砂漠を舞台にもぐりで歯科診療所を経営する欲に執りつかれた夫婦と彼らを陥れる旧友との葛藤を通して激情と嫉妬、命の儚さと虚栄の空しさが思い切り観る者にぶつけられ、息を呑むシーンが連続します。信じられないほど斬新で不気味なカメラワークや無声映画にありがちなエキセントリックな演技が比較的抑えられているあたりに後のフィルム・ノワールにも通じるような暗く印象的な、少し語弊があるかもしれませんが一種の“みずみずしさ”さえ感じられます。
シュトロハイム監督の凝り性ぶりがもろに発揮されたせいでオリジナル版は9時間にも及ぶ長編になり、それに編集に編集を加えた結果約二時間にまで短縮されたといういわくつきの呪われたフィルム、『グリード』。残された短縮版は監督の意図するものではなかったにせよ、いまだに力強く、美しく、空しく、恐ろしく、そして素晴らしいシネマであることは否めない事実なのです。