KID A

KID A

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ReleaseDate : 2000/09/27
NumberOfItems : 1
ItemDimensions : 18
SeikodoProductCode : TOCP-65777
PublicationDate : 2000-09-30
EANListElement : 4988006786011
Manufacturer : EMIミュージック・ジャパン
EANList : 4988006786011
Brand : ユニバーサル ミュージック (e)
Artist : レディオヘッド
Label : EMIミュージック・ジャパン
Studio : EMIミュージック・ジャパン
ProductGroup : Music
FormattedPrice : ¥ 2,621
Publisher : EMIミュージック・ジャパン
NumberOfDiscs : 1
PackageDimensions : 5455518497

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Disc 1 / Track

1 - エヴリシング・イン・イッツ・ライト・プレイス
2 - キッド A
3 - ザ・ナショナル・アンセム
4 - ハウ・トゥ・ディサピア・コンプリートリー
5 - トゥリーフィンガーズ
6 - オプティミスティック
7 - イン・リンボー
8 - イディオテック
9 - モーニング・ベル
10 - モーション・ピクチャー・サウンドトラック
2000年:東芝EMI

KID A

前作『OKコンピューター』の発表直後から、極度のスランプに陥ったトム・ヨーク。3年間もがき苦しんだ末に、今作で彼が選択したのは、まるですべての感情を削ぎ落としたかのようなエレクトロニックサウンドだった。彼らの最大の特徴であったギター・サウンドは皆無。メロディも極限まで抑えられ、アンビニエントな音像と冷たいリズムだけが淡々と響いてくるのだ。
「ロックとデジタルの融合」などというくだらない方法論のレベルをはるかに越え、現代人の抱える根源的な虚無へと接近してしまった問題作である。(森 朋之)

聴き手を拒絶しているわけではない

UKギターロックの金字塔とまでブチ上げられた前作から3年の月日を隔てて発売された本作で、Radioheadは前作以上の革新的な変化を遂げています。
アルバム全体を通して印象的なのは電子音とデフォルメされた楽器の音、そしてトム・ヨークの時に無機質にすら聞こえるヴォーカルです。
加えて最初から最後まで何を意図しているのかさっぱり分からない言葉の断片で紡がれた歌詞が、このアルバム全体の雰囲気をより異質なものにしています。
そしてトム・ヨーク自らが“ロックなんてゴミ音楽”と言うように、1stから3rdまで(アプローチの仕方は違えど)貫かれてきた“ギターロック”という概念を徹底的にぶち壊すことを念頭に置いた曲作りが全体を通してなされています。
普通のバンドがこういったコンセプトを掲げて曲を作っていけば、おそらく本当に中身のない、形骸化した音のみが残ってしまうでしょう。その結果“一見難解だけど結局はアーティスト側の自己満足でしかないアルバム”が出来上がってしまうはずです。
しかしRadioheadは違います。一見難解でリスナーを拒絶しているような曲が並んだアルバムではありますが、すべての楽曲に“ポップさ”という魔法が仕込まれているのです。
確かに楽曲から感情は完全に削ぎ落とされてはいます。しかしそれだけならば、このアルバムは恐ろしく凡庸で退屈な曲ばかりの続くアンビエントというにもおこがましいようなアルバムが出来上がるはずです。
しかし、このアルバムは全体に漂う“独自のポップ感”が聴き手に好感触を与えており、最初から最後まで聴き手を飽きさせることがありません。
更にこの独自のポップ感はこれまでの音楽が作り出してきた“時代の流れに沿うポップ”とは一線を画しており、いつの時代に聴いても古さやダサさを感じることなく身を委ねることができます。おそらくこれは10年後、20年後になっても変わらないのではないでしょうか。
難解さの中にこのアルバム独自のポップセンスを混ぜ込んだ“KID A”の世界観は、非常に異質なものです。しかしここでいう“異質”は決して聴き手を拒絶しているわけではなく、むしろ聴き手に対して手招きをしているようにも感じられます。
そしてその手招きにひとたび乗った途端、誰しもがかつて体験したことのなかった心地よさに、無条件で身を委ねるのではないでしょうか。

覚醒

へたな薬物より効きます。リリース当時は衝撃的な音でしたが、今でも十分効きます。こんな音が全米No.1になってしまう世の中はどうなんでしょう? SACDもしくはDVD-Audioで5.1chサラウンド化を切に希望します。

気分が沈んでいる時に

 このアルバムの雰囲気は非常に暗いが、私はむしろ気分が沈んでいる時に聴くことを薦めたい。私は実際沈んだ時に決まってこのアルバムを聴いている。「Everything In Its Right Place」、「Kid A」で脳内が浮遊し、「How To Disappear Completely」の陰鬱なギターに泣きそうになり、 そして「Motion Picture Soundtrack」で全てが終わり、現実に戻る。その瞬間、よりリアルに現実を感じることができる。別世界から帰ってきたような、浅い夢から覚醒するような感覚に近い。その時に何故だか少し気持ちが楽になっているはずだ。部屋を暗くして、じっと耳を傾け、是非とも聴き終わったあとの静寂も楽しんで欲しい。

音楽の中の神秘

レディオヘッドを聞き始めたのがいまさらかよ、という時期だったので、このアルバムが出た当時の衝撃を語ることはできないけれども、想像しただけでも、このアルバムが、いかに論争を巻き起こしたのかはわかる。それは、トム・ヨークの音楽の中に、それまでのカテゴリーではくくりきれない何かが存在していたからだ。そしてアルバムが出てから早や4年、この「何か」は空前絶後のものとしてロック史に刻まれ、現在に至る。
いつの頃からか、このアルバムを聴くことを日課としはじめて、すでに1年以上は経っている。「KID A」は、そういう種類のアルバムなのであり、1年経った今でも、まだまだ多くの謎を秘めている。その音楽の中にある神秘、解き明かされないその「何か」に触れることができた者は、きっと、1年毎日聴いている人が世の中にいるのだということに、驚きはしないだろう。

beauty in this disc

アメリカの友人に勧められて初めてレディオヘッドのキッドAを聞いた。
印象はノリいいんかなって期待を大きく裏切った。日本人らしくあたりさわりのない感想でごまかした。
最初は合わないなと思っていたが、数日たっても一曲目のイントロが忘れられない。レコード店に行き。キッドAを買った。
聞けば聞くほど深みがでる。美しい音の中に壮大な自然、自然と言うよりも宇宙を感じた。違う惑星の違う音楽。全くそんな感じだ。宇宙を旅するスペースシップもイメージできる。とにかく何回も何回も聞いて欲しい。いろいろな何かを感じるはずだ。

電子音の霧 人間的情景

イギリスのロックバンド、レディオヘッドが2000年に発表したフォース・アルバムです。陰気で湿気くさく消え入りそうな独特のムードの美しさ
と、ゆるぎない実在感を持たせたノイジーな力学が理想的に融け込み素晴らしきギターロックだった1995年発表のセカンド『The Bends』。
ロック以外の実験色を強めながらも孤高のギターロックであり、その揺るぎない思想力・企画力・構築力と、なによりも抒情的な旋律の創意から
かもし出される冷暖色の釣り合いが素晴らしかった1997年発表のサード『OK Computer』。そして本作がある。
ここでバンドは現代音楽、ジャズ、クラウト・ロック(ジャーマン・プログレ)などの影響から既存のフォーマットに捉われず一気に電子音楽化
しました。だがこの無機質さは迫って威圧してこないから不思議と心が和らぐの。
満々としたエレピが美しい一曲目「Everything in Its Right Place」。聴き手に刻み込んでいくようなエフェクトをかけたヴォーカルが
印象的な二曲目「Kid A」。三曲目の「The National Anthem」は洗練された野生ともいうようなベースラインに、なだれこむようなホーンの群れ
によって唐突な昂奮。そのほかインストの五曲目「Treefingers」に、テクノな八曲目「Idioteque」と特色あり、尚且つ逆に目立ってしまうのが
限りなくなめらかではあるが荒削りな始原性を持った六曲目「Optimistic」のようなかっこいいロック。
総じて冷ややかな雰囲気で貫かれているんだが、やはり不思議と暖かい。豆電球が点々と灯ってゆくように。。攻撃的で我が道をいってるようで
やっぱりトム・ヨークはどこか温かいと感じるのだ。でもやっぱ冷静に一歩進んで先取りしてるところが凄い。それを体現するというか、
エンジニアリングするジョニー・グリーンウッドも凄い。緻密であるが、絶対的な二面性も感じてしまって雄偉なのにまどろめるような広がりを
持った感性が素晴らしいと思うんだなあ。
さて、好みは絶対にわかれる作品だけど一聴の価値があることも絶対です。どうぞ。

いいぜこりゃー

リリースされた当初は、イチ音楽リスナーとして生意気にも
トム・ヨーク、レディオヘッドの行く末を本気で心配しちゃって
ましたが、改めて評価すると、非常に質の高いエレクトロニカ
アルバムって感じです。
後、このアルバムによって、オウテカやエイフェックスツウィン、
トータス等の、所謂インテリジェンステクノ(的確ではないですが)
を知るきっかけになったって人、結構いるんじゃないでしょうか。
もろ僕なんですけどね。
私的に、非常に重要な役割を果たしてくれた1枚です。

レディオヘッドのアルバム中最もポップ

レディオヘッドの熱心なファンでもないので、歴史的傑作とか言われる「OKコンピューター」もそれほど大した作品だとも思わないが、本作だけは一回聴いてその音世界に引き込まれた。難解だとか暗いとか言ったイメージが先行しているが、非常に聴きやすいポップなアルバムではないか。
だいたい、世のロック寄りの評論家やリスナーはロックバンドが急に音楽性を変化させて、テクノロジー駆使なんかしちゃったりしたらもう大変!時代の変化だ革命だ!とやたら騒ぐ訳のわからない風潮があるが、ミュージシャン本人にしたら、単に新しいことしたかっただけだろう。レディオヘッドがもう時代の先端を走っていない現在からしたら、当時の本作リリース時の大騒ぎは何だったのかと思う。音色に凝ったポップアルバム、それでいいと思うが。日本盤のライナーが力みすぎで、読んでいると革命でも起こってるのかと笑えてくる。単なるロックバンドのアルバムなんだからさー。

「トム・ヨークの虚無」というくだりについて

2ndのThe Bendsを中心とする、Radioheadのギターサウンドに惚れている自分としては、当初このKID Aというアルバムが非常に不快でした。
How To Disappear Completely、Optimistic のような、トムの声やギターによる比較的なじみ易い曲もありますが、「メランコリック」という領域を逸脱したアルバム全体のその無機質さに拒否反応が出たのです。
また、常々いわれる「トム・ヨークの虚無感が云々」ということについても、納得出来るような出来ないようなという感じでした。
ところがしばらくして、ある状況で聴いたことで一気に疑問が解消すると共に、アルバムの評価が180度変わってしまいました。
皆さんも是非同様に試してください。
夜の一人ドライブの時に聴くのです。これは効きます。
音が出始めた途端、車窓の外の風景は現実感を失い、妙な孤立感を感じました。
自分は確かに(運転して)現実の社会を動き回っているはずが、まるでこの世界に重なって存在する虚像のような世界に自分ひとりだけ生きているような、狭間にあるような、そんな感覚を呼び起こしたのです。
そして思いました。アルバム制作時のトムは、こんな心境だったのかもしれない、と。
孤立感、虚像、などと書くとひどく陰鬱なイメージが湧きそうですが、実際のところ、そこでの音は極めてニュートラルに感じられ、ちっとも苦ではありませんでした。
何のベクトルも持たず、聴く者に訴えかけもせず、ただ虚空に浮かんでは勝手に消えてゆく音たち。
決して複数の人間で聴けるようなものではないですが、しかし一度「聴き方」を発見してしまうと、これをひとつの「至上のアルバム」と評価しないわけにはいかないのではないでしょうか。

虚空

O.K.コンピューター(以下OKC)後、ギターを持ってもすぐに降ろしてしまう、自らの音楽性、
もしくは活動に疑問を抱いてしまったトム・ヨークが、Autechre等のエレクトロニカ勢の音に影響され、
「無感情・感覚のみ」をモットーに完成させたアルバムです。
前作OKC以前からのファンには衝撃的な作風になったと思いますけど、トムらしさは出てると思います。
それとよく「デジタルっぽい」とか「機械的過ぎる」という意見を見ますけど、
もっと強烈な電子音やノイズをぶちまけて音楽作ってる人は結構います。
多分畑違いなんで、聴いている人の方が少ないと思いますけど…
この「畑」というのが、実はこのアルバムを作る原動力になったのかなぁと思ってます。
OKCの大ヒットにより、90年代ロックの代表のように見られるようになったRadioheadですが、
KID Aの国内版ライナーの中にあるインタビューでトムはこう言ってます。
「Rockなんか退屈だ。僕は退屈だと思う。だってホントにゴミ音楽じゃないか!」
…という発言から察する通り、ロックイコンとしか見られないことにかなりの苛立ちを覚えたはずです。
(皮肉なことに、そうしてロックと呼ばれたくなくて作ったこのアルバムすら、Rockという言葉に
宗教めいたこだわりを持つ人達に「これぞ真のロックの精神だ!」などということを言われているようです)
このアルバム内の無機質で虚空の中にいるような感じは、
成功と反比例の苦痛を味わったトムの中の虚空なのかも知れません。
自分個人では前半はあまり曲に入り込めなかったんですが、ラスト3曲には多いにハマりました。
特に8.IDIOTEQUEはジャケットのような一面氷山と黒い空、冷たい色の無い海で構成された虚空の世界で、
目の前の氷を叩くだけでただ悩みつづけるトム・ヨークの姿が浮かび上がりました。

特徴

帯(タスキ)色褪せあり(当店画像参照)

特徴

シュリンク皺あります。
Amnesiac
Ok Computer
In Rainbows[輸入盤CD](XLCD324)
The Bends