Tracing Astor

Tracing Astor

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ReleaseDate : 2001/05/15
Format : Import
ItemDimensions : 45500575
Manufacturer : Nonesuch
EANListElement : 0075597960129
UPCListElement : 075597960129
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CatalogNumberList : 79601
Artist : Gidon Kremer
Label : Nonesuch
Studio : Nonesuch
ProductGroup : Music
FormattedPrice : ¥ 2,112
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Publisher : Nonesuch
NumberOfDiscs : 1
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PackageDimensions : 4754322496
UPC : 075597960129

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Disc 1 / Track

1 - La Calle 92
2 - Tango-Etudes 1-3
3 - Chiquilin de Bachin
4 - Rio Sena
5 - Tango-Etudes 4-6
6 - Violoncelles, Vibrez!
7 - Milonga sin Palabras
8 - Tracing Astor
9 - All In the Past (Remembering Oskar Strock)

元祖は俺だ、と言わんばかりの熱演

 クレーメルのこれまでのピアソラものは、クラシック・ファンにはどうか知らんが、ピアソラ・ファンとしては耐えられないようなものばかりだった。結局、リズムの問題なんだろうと思うけど。
 この作品は、クレーメルの作品の中では一番いい。ピアソラにない、いかにもクラシック畑の人らしいダイナミクス、歯切れの言いアプローチが心地よい。バンドネオンをとっぱらって、ピアソラのアレンジからかなり自由に離れたのが、逆に良かったんでしょうかね。

元祖は俺だ、と言わんばかりの熱演

1999年9月、ニューヨーク、NGIスタジオにて録音。『ピアソラへのオマージュ』の3作目。
ピアソラの音楽への情熱はクレーメルに3作目のアルバムまで作らせたわけだ。これには、盟友のヨー・ヨー・マが1997年5月28-29日にあの『Soul Of The Tango』でピアソラの音楽を録音し、一挙にピアソラ・ブーム到来となったことが関係あると思える。本作では元祖は俺だ、と言わんばかりの熱演だ。
なぜクレーメルがピアソラを取り上げたかについて突っ込んだ資料は皆無だが、僕はマルタ・アルゲリッチが一枚かんでいると読む。何故ならアルゲリッチの故郷はピアソラと同じアルゼンチンだからだ。アルゲリッチとクレーメルはこのちょっと前まで世界中のヴァイオリン・ソナタや二重・三重協奏曲を徹底的に研究していて、信じられないくらいにレアな曲でしかも素晴らしい曲をたくさん見いだし、録音していったのだ。
そうした中でアルゲリッチの母国の話も当然しただろうしピアソラの音楽にも触れただろう。『情念』を持つクレーメルのヴァイオリンはピアソラの音楽にぴたりはまったわけだ。不思議なものだと思う。
ピアソラへのオマージュ
ピアソラへのオマージュ(2)