怪奇骨董音楽箱(紙ジャケット仕様)

怪奇骨董音楽箱(紙ジャケット仕様)

Attributes

ReleaseDate : 1999/03/31
NumberOfItems : 1
Format : Limited Edition
SeikodoProductCode : VJCP-68092
PublicationDate : 1999-03-30
EANListElement : 4988006766433
Manufacturer : EMIミュージック・ジャパン
EANList : 4988006766433
CatalogNumberList : VJCP-68092
Artist : ジェネシス
Label : EMIミュージック・ジャパン
Studio : EMIミュージック・ジャパン
ProductGroup : Music
FormattedPrice : ¥ 2,621
CatalogNumberListElement : VJCP-68092
Publisher : EMIミュージック・ジャパン
NumberOfDiscs : 1
PackageDimensions : 5455518497

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Disc 1 / Track

1 - ザ・ミュージカル・ボックス
2 - フォー・アブセント・フレンズ
3 - ザ・リターン・オブ・ザ・ジャイアント・ホグウィード
4 - セヴン・ストーンズ
5 - ハロルド・ザ・バレル
6 - ハーレクイン
7 - ザ・ファウンテン・オブ・サルマシス

正に怪奇骨董傑作。英国印!

 P・コリンズがヴォーカルとなってヒット曲なども飛ばすようになったジェネシスはもうただのポップ・バンドだけど、Peter Gabriel在籍時の本作は文学性と演劇性がミックスした独自のプログレッシブ・ロックの頂点だ。と決め付けたい。 私はこれが一番だと思う。
 ルイス・キャロルのアリス、ウォルター・デ・ラ・メアの小説、マザー・グースなどの世界が好きな人ならこの音楽を拒むことは不可能だろう。
 古いオルゴールから死んだ子供の幽霊が出てきてせまる1曲目のMusical Box、脆い繊細なオープニングから嵐のような激情へのすさまじい上昇を持つこの1曲ですぐにノックアウトです。
 全体に不思議な謎に満ちたショート・ストーリー風の内容の世界で、高い演奏能力とドラマティックな構成も素晴らしい。
 そして忘れてはならないのはユーモア感覚。キング・クリムゾンは哲学を掲げていたと思うけど、ジェネシスのピーターはこの作品に何の哲学も持ち込まず、英国風のちょっとひねた寓話の世界を真面目な顔で演出しました、って感じだと思う。その乾いたスタンスがジェネシスの意外と軽やかなタッチのもとなのだろう。

ジェネシス黄金期の幕開け!

新ギタリストにスティーブ・ハケット、ドラマーにフィル・コリンズを迎え、黄金のラインナップとなった通算3作目。新メンバーの演奏力もあり、前作に比べ楽曲の完成度が非常に高まっている。特にフィル・コリンズのドラミングは前作までにあったリズム面での引き締まりのなさを解消し、サウンドをよりタイトにしている。
本作のハイライトは1曲目「Musical Box」。起伏に富んだ展開、ピーガブの演劇的なボーカルとインスト面の絡み合いといったジェネシスの特徴はこの曲で完成されたと言っても過言ではないだろう。また、「Return Of The Giant Hogweed」「Fountain Of Salmacis」といった楽曲も当時のライブで定番になっていて、まさに黄金期の幕開けを飾るにふさわしいアルバムといえる。
全体的には以降の名盤群にくらべまだ荒削りな感があるため、☆4つ

文学小説のようなロック。

 現在はモダン・ロックの旗手として、ソロで成功しているピーター・ガブリエル。彼が1970年代の約10年間を過ごしたのが、このGENESISである。英国プログレッシヴ系に分類されるバンドで、ストーリー性豊かな詞を身上としていた。と言っても、私は「SO」から遡った人なので、本当はリアルタイムで聴いたことはないのだが。
 黄色い草原のアートワークが似合う、どこか牧歌的で、それでいてシニカルな歌詞。メジャー・コード(長調)でありながら、叙情的な旋律。1970年代英国ロックの名作と言われる作品だ。
 人間の頭でクリケットをする衝撃的なジャケットは、1曲目「Musical Box」を表したもの。「怪奇小説的」とされた初期を象徴する代表曲だ。ただ、ポップ・ソングとしては、私は4曲目の「Seven Stones」の方が更に優れているように思った。老人が語る物語の、導く先にあるものとは?
 人間が環境を破壊した結果、巨大植物が発生し、襲ってくるという内容の3曲目「巨大生物の帰還」も面白いし、その水を飲んだ者は両性具有になると言われる泉をテーマにしたラストの7曲目「サルマシスの泉」も見事。あくまで歌中心なので、聴き易いのも良い。
 意外に明るいメロディーと、突き放したような詞は、現在の彼のソロにも通じるところがある。