Miles Smiles (Reis)

Miles Smiles (Reis)

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ReleaseDate : 1998/10/08
Format : Original recording remastered
Format : Import
ItemDimensions : 3356224492
Type : Unknown
PublicationDate : 1998-10-13
Manufacturer : Sony
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Brand : Columbia
CatalogNumberList : CK 6568265682
PackageQuantity : 1
Artist : Miles Davis
Label : Sony
Studio : Sony
ProductGroup : Music
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Publisher : Sony
Language : 英語Unknown
NumberOfDiscs : 1
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PackageDimensions : 5455518497
Languages : 英語Unknown
Name : 英語

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Disc 1 / Track

1 - Orbits
2 - Circle
3 - Footprints
4 - Dolores
5 - Freedom Jazz Dance
6 - Gingerbread Boy
   1965年マイルス・デイビスは腰の手術を受け、さらに鎌状赤血球貧血という病気になり、母親の死に見舞われた。そんな時期を経て発表された今作が『Miles Smiles』というタイトルになったのは何とも印象的だ。

   今作は彼のもうひとつの偉大なクインテットの2作目(1作目は『ESP』)。マイルス(トランペット)、ウェイン・ショーター(テナー・サックス)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラム)、ハービー・ハンコック(ピアノ)というラインアップだ。このクインテットは1960年代後半に4枚の傑作をColumbiaに残した(残りの2枚は『Sorcerer』と『Nefertiti』)。いずれも必聴盤だが、『Miles Smiles』が最高の出来と言っていい。ショーター作の曲が多く、ウィリアムスの激しいドラムに乗って、マイルスは抽象的な音楽とブルースを融合させている。そしてジャズ界最高のベーシスト、ピアニストも脇を固めた『Miles Smiles』は、情熱的かつ思索的な作品に仕上がっている。マイルスが「エレクトリック」に転向する前の最後の作品のひとつであり、ロックの要素も取り込んでいる。しかし当時のアバンギャルド的な作品とは一線を画し、きちんと曲の構成を意識した作りになっている。その結果、マイルスにとってだけではなく、ジャズ史における傑作アルバムの1枚となったわけだ。(Phil Brett, Amazon.co.uk)

Miles Smiles (Reis)

1965年マイルス・デイビスは腰の手術を受け、さらに鎌状赤血球貧血という病気になり、母親の死に見舞われた。そんな時期を経て発表された今作が『Miles Smiles』というタイトルになったのは何とも印象的だ。

今作は彼のもうひとつの偉大なクインテットの2作目(1作目は『ESP』)。マイルス(トランペット)、ウェイン・ショーター(テナー・サックス)、ロン・カーター(ベース)、トニー・ウィリアムス(ドラム)、ハービー・ハンコック(ピアノ)というラインアップだ。このクインテットは1960年代後半に4枚の傑作をColumbiaに残した(残りの2枚は『Sorcerer』と『Nefertiti』)。いずれも必聴盤だが、『Miles Smiles』が最高の出来と言っていい。ショーター作の曲が多く、ウィリアムスの激しいドラムに乗って、マイルスは抽象的な音楽とブルースを融合させている。そしてジャズ界最高のベーシスト、ピアニストも脇を固めた『Miles Smiles』は、情熱的かつ思索的な作品に仕上がっている。マイルスが「エレクトリック」に転向する前の最後の作品のひとつであり、ロックの要素も取り込んでいる。しかし当時のアバンギャルド的な作品とは一線を画し、きちんと曲の構成を意識した作りになっている。その結果、マイルスにとってだけではなく、ジャズ史における傑作アルバムの1枚となったわけだ。(Phil Brett, Amazon.co.uk)

マイルスの笑みもこぼれる Quintet の魅力全開の傑作!

 64年「Four & More」、65年「Live at the Plugged Nickel」といった超絶ライブを経て、満を持しての 66年スタジオ録音ですから、物凄いアルバムなのは聴く前から明らかです。遥かな高みに到達したクインテットの、緊張感・疾走感にみち、アブストラクトな魅力あふれ、オリジナリティの固まりみたいなこのアルバム、最も進化したアコーステック・ジャズの一形態を感じます。
 個人的には特に前半3曲、聴いていると体に電流が走ります。Ron Cater のベース・ラインが印象的な Shorter 名曲「Footprints」など どうですか! 空間をねじ曲げる磁力を放つ Miles のトランペットに、テンションを自在に操る Shorter の神懸りテナー。Herbie Hancock の異次元から飛来してきたかのような恐るべきバッキング。Tony Williams のドラムがまた、この楽器が生命体であることを感じさせる驚愕の体験。金縛りです。あまりのカッコ良さに身動き出来ません。

FootprintsとFreedom Jazz Danceが凄い

  MILES SMILES は、めったに見られないマイルスの笑顔の写真がジャケットに用いられているという、その一点だけでも異色の1枚。
 1曲目の Orbits は、テーマの提示部以外は(少なくとも僕の耳には)調性がはっきりしない、不安感いっぱいのナンバーだ。が、美しい和声の動きに乗せて、マイルスの哀切極まるミュートのメロディが胸をかきむしる2曲目の Circle 以降は、どの曲も旋律・和声ともに明確で、いわゆる「黄金のクィンテット」による作品群の中では、比較的わかりやすく聴きやすいアルバムになっていると思う。
 聴きどころは何と言っても3曲目のマイナー・ブルース進行の―といっても、いわゆるブルースの匂いはほとんど感じられないが―名曲中の名曲 Footprints と、「一発モノ」としては群を抜いて有名な5曲目の Freedom Jazz Dance である。
 Footprints は作曲者ウェイン・ショーターのブルーノート盤 ADAM'S APPLE でも聴ける。メンツで共通しているのはショーターとピアノのハービー・ハンコックだけであり、顔ぶれが違うとまるで雰囲気が異なる。どちらも素晴らしい演奏だが、緊張感という点では本作のマイルス・クィンテットのバージョンの方に軍配が上がると思う。Freedom Jazz Dance は事実上コードが1コしか出てこない曲だが、延々と演奏が続いてもまったく飽きない。作曲者のエディ・ハリスを始め、数多くのミュージシャンが演奏しているが、やはりこのマイルスバージョンが最高だと思うのは僕だけではないと思う。

マイルスの笑顔

このレコード以前はマイルスは決して笑顔を見せなかった。難しい顔をしていたり、無表情だったり、だが笑顔は見せなかった。このレコードを録音した時に、何かが吹っ切れたのだろうか、明るい笑顔を見せている。テナーサックスプレイヤーとしてようやく定着したウェイン=ショーターの音楽性に満足したのだろうか。それともコルトレーンに匹敵するサックスプレイヤーにであったからなのだろうか。
今ではそのことは残念ながら確かめることは不可能になった。
[Foot Prints]では、6/8拍子に8/8をかぶせたポリリズムを活用し、更にショーターのアドリブはCmキーのブルースであるながら、アドリブの冒頭でB♭-Eというメロディーを使用している。このことで、ショーターは調性を完全に無視して、新たな境地に辿りついたのではないだろうかと考える。
いずれにせよ、マイルスは笑っている!

マイルス御機嫌ジャケット!でも内容は濃厚

ウェイン・ショーター加入後のマイルスは、次第に弟子達に作曲を任せるようになり、その関係もあってか、サウンドのイメージが徐々に変わってきています。卑近な例を挙げれば夜更けのジャズ喫茶で鳴っているクールな響き。あるいは前衛と伝統の交差する響きです。とっつきにくい面もありますが、何度か聴き込むうちに打ちのめさせる傑作!

ジャケとタイトルは置くとして

60年代クインテットは、50年代のそれに比べて、やや人気の面で落ちるようだが、それは音楽の緊張感にあるのかも。収録曲もスタンダードが一切無く、マイルスおよびメンバーのオリジナルのみ、というのがさらに拍車を駆ける。しかし、当然ながらというか、音楽としての完成度は全く引けをとらない。いや、個人的にはむしろ、こちらをとる。フリーという方法論(ないしは生き方)にどっぷり浸ることなく、ジャズを昇華させるには、このやり方しかないのかもしれない。一つ一つの音が有機的に絡み合い、全体として見た時に、不可解なまでに完成されている。にも関わらず、各楽器の演奏は奔放な印象をうけるのだから、もう文句のつけようがない。ジャズ・ファンのみならず、いわゆる「音響派」と呼ばれる音楽を好む人にこそ、お勧めしたい。本当に凄い音楽だ。

マイルスの魔術的サウンドの傑作

60年代後半のマイルスはとにかくすごい。コルトレーンが聖者として神の国に近づきつつあった頃、悪魔と契約するかのごとく黒魔術の世界に突入し、神秘を漂わせていたのだから。ショーター、ハンコック、カーター、トニーを含む鉄壁のクインテットはフリー・ブローイングのエクササイズを十分すぎるほど積んだ後、ジャズ芸術の最高の高みにたどり着こうとしていた。そのサウンドは音を超え、リズムの限界を極め、インプロビゼーションの無限の可能性を示した。そこにあるのは抑揚のある音の遠近法を超越したフラットなそれでいて等価値に音が存在することのすばらしさを教えてくれる魔術の世界である。おそらくこの頃のマイルスはジャズにおけるアコースティック・サウンドの最高の表現を完成させたのではないだろうか。数あるマイルスの傑作の中でも5指に入る名作だと思う。

全曲一発オーケーの名演集です

三曲目の名曲「フット・プリンツ」の冒頭、ロン・カーターのおごそかでかっこいいベースラインに導かれて、マイルスとショーターによる品があっておだやかで美しいテーマメロディーが流れはじめます。その刹那(0:25あたり)、右チャンネルから「ケホッ」というセキなのかクシャミなのかどっちともつかないもの(たぶん犯人はトニー・ウィリアムス)が聴こえてきます。普通だったら「コラッ!」と言いたくなる所ですが、この曲を最後まで聴き終えるころにはそのあまりの名演ぶりに文句なんて言えなくなってしまいます。本作は全曲一発オーケーのワン・テイクのみで録音されたと言われています。そしてそれら全てが名演ぞろいで、録り直しの必要なしの感を強く抱かせられます。
マイルス個人に目を向ければ、本作は彼の純粋なジャズ・トランペッターとしての最後期の演奏が聴けるものと位置づけることが出来るかもしれません。次作の「ソーサラー」以降、マイルスのソロは少しずついわゆるジャジーなスタイルから遠ざかっていくことになるのです。本作のマイルスは、前作「E.S.P.」よりさらに破壊力を増したトニーのドラムにプッシュされて、鋭く猛烈にジャジーに吹きまくっています。

とにかく、トニー、に注耳!

ある本の後藤雅洋・中山康樹・村井康司の3氏の座談会で「Miles MilesはFOUR & MOREのスタジオ盤みたいなもの」との記述があり、宮城谷昌光さん的に言うとハタ、と膝を打ったのでした。全くその通り。疾風怒濤のマイルスV.S.トニーのドシャバシャバテドシャンプパパパパパピーヒャードデヅガヅガヅガンはすごい。ある意味ソーホワットでウォーキンなのだ。もちろん、ロジックボードがショーターにアップデートされているのでより妖しくなっている。箸休めに名曲Footprints(個人的にはAdam's Appleの緩い演奏のほうがが好きである)やCircleなど美し系も入っていて、それはそれ、緩急付いているのだがやっぱり、Orbits、Dolores、Freedom Jazz Dance、Gingerbread Boyを立て続けに聴いてみるのも興奮度は大だ。ロンカーターもスコットラファロ系とは全く異なったブイブイいわせかたでまさにFOUR & MOREと一番違うのはハービー。伴奏で全く弾かない、という大胆さがシンプルなソロを際だたせています。(これじゃ、マイルスにギャラ下げられちゃったりして)

マイルス会心の笑み

1966年10月24・25日ニューヨークで録音。
ウェイン・ショーターの参加は『イン・ベルリン』からであるが、サックス奏者としてだけでなく作編曲に素晴らしい才能を持っていたショーターの加入はマイルスが自身のアルバムで自身の曲を演奏するのではなく、メンバーの曲を演奏するという選択をさせるようになる。簡単にショーター加入後のアルバムを列記してみると、
1966年10月『マイルス・スマイルズ』
1967年5月『ソーサラー』
1967年6月・7月『ネフェルティティ』→ここで、ジョン・コルトレーン死去
1968年1月・5月『マイルス・イン・ザ・スカイ』
1968年1月・9月『キリマンジャロの娘』
1969年2月『イン・ア・サイレント・ウエイ』
と繋がっていく。
『E.S.P.』では4曲作曲していたマイルスは本作『マイルス・スマイルズ』では1曲になり、1967年5月『ソーサラー』と1967年6月・7月『ネフェルティティ』ではついに0となっている。メンバーの成長によりメンバーの曲を演奏しながら、実はマイルスの奥底には1967年に登場したジミ・ヘンドリックスに強いインパクトを受け、ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽が目覚めていたと僕は見る。漆黒の闇のような完璧なこのクインテットのジャズも実はその時自身で作曲してしまえば、そのような気持ちを吐露してしまいそうだからではなかったのではないだろうか?
真のミュージシャンは心に目覚めた気持ちを隠し通すことは出来ない。ファンクとエレクトリックへの止めようのない芽はマイルスの中で急速に巨大化していく。そして全てを吐露したのはその3年後だった。

ともかく、トニー・ウィリアムス

傑作中の傑作。
私の想像では、恐らく多くのドラマーが、あこがれ何度も繰り返し聞いたと思われる。
特に、Cindy Blackman, Michael Bland, Gregg Bissonette, Simon Phillips。
Literally, "Incredible" . Isn't it?
Nefertiti
Sorcerer
Esp (Reis)
E.S.P.